SDGs x Innovation Sparker
直線的な経済システムの中で生きている
私たちは「捨てる」文化の中で生きています。着ている服から使っている容器に至るまで、私たちの多くは短期間使っただけでその品物を捨ててしまいます。この「取る・作る・捨てる」という直線的な習慣は、今日、世界中で多くの問題を引き起こしています。例えば、プラスチックのゴミは、大地や海を汚染し、さまざまな動物の生命を危険にさらしています。電子機器から出るゴミは、有害な化学物質を放出して環境を汚染します。生ゴミも有害な温室効果ガスを発生させ、気候変動の問題を悪化させます。
「ゴミ」のない社会
直線型から循環型へ
ゼロ・ウェイスト運動は、世界中で急速に広まっています。現代社会の特徴である持続不可能な生産・消費パターンを打破する方法として、ますます多くの人々が「ゼロ・ウェイストなライフスタイル」を選択しています。
この「循環型社会」と「ゼロ・ウェイスト」の考え方を、上智大学で実践してみたらどうだろう?上智大学で発生する廃棄物を減らすだけでなく、ゼロにすることができたら!
循環型キャンパス
に向けて
上智大学をより持続可能なキャンパスにするという課題に対して、ステークホルダー間の革新的なコラボレーションを喚起したいという思いから、2022年10月に「SDGs × Innovation Sparker」を開催しました。このイベントは「上智・学生チャレンジ支援金制度」により実現したものです。10月29日は英語、10月30日は日本語で行われ、基調講演、デザイン思考ワークショップ、アイデアコンペティションが行われました。対象とした主なSDGsは以下の通りです。
上智大学でゼロ・ウェイストを実現する
デザイン・チャレンジ
四谷キャンパスで資源を循環させ、
「ゴミ」を無くすにはどうしたらいいか?
イベント内容
講演者・審査員の紹介
10月29日(土)英語イベント
スチュワート・ケルシー
Loftworkサステナビリティ・エグゼクティブ /
FabCafe チーフコミュニティオフィサー(CCO)
2017年にLoftworkとFabCafeに入社。FabCafeグローバルネットワークのコミュニケーションコーディネーター、デザイン思考ワークショップのファシリテーターと幅広く、業務を務める。また、FabCafe CCOとして、FabCafe Global Networkのまとめ役を務め、世界各地のFabCafeのローカルクリエイティブコミュニティの育成と、それらのコミュニティとグローバルネットワークを繋ぐことを行っている。 加えて、持続可能な開発目標の短期的な解決策を作成することを目的とした2日間のデザインソンであるGlobal Goals Jam(GGJ)の東京開催の主催者でもあり、本イベントを過去に東京、バンコク、香港の複数都市で企画・実施した。
Editor in Chief
Assistant Manager
Programming Editor
ヨネスク・マグダレナ
伊藤 毅
トマス モーガン・レスリー
准教授
麗澤大学
教授
国際教養学部
特任准教授
理工学部
10月30日(日)日本語イベント
大山貴子
サーキュラーデザインコンサルティング
循環を生み出す組織・コミュニティ開発
ニューヨークにて新聞社、EdTechでの海外戦略、編集&ライティング業を経て、2015年に帰国。 日本における食の安全や環境面での取組みの必要性を感じ、100BANCH入居プロジェクトとしてフードロスを考える各種企画やワークショップ開発を実施後、サーキュラーエコノミーの実現を目的としたデザインコンサルティング会社、株式会社fogを創業。サーキュラーエコノミー及び循環型社会の実装を、人材・組織開発から行う。直近では、2021年10月末にオープンしたキッチンやリビングラボを兼ね備えた施設「循環する日常をえらぶラボ "élab"(えらぼ)」を東京都台東区にオープンさせ、暮らしにおける循環の実践を行っている。
織 朱實
高松 理沙
教授
地球環境学研究科
助教
経済学部
サステナビリティ
推進担当
主催者の紹介
理工学科グリーンサイエンスコース3年
SPSF 総合
グローバル学部
3年
SPSF 総合
グローバル学部
3年
国際教養学部
4年
SPSF 総合
グローバル学部
3年
エデュケーター
クリエイティブ
デザイナー
長井 珠李
ショート 真菜
ビヨンダル・ショーブラム・
マリア
佐伯 華
ロエル 朋大
大泉 晴香